初めてのワイン蔵見学2 取材報告  (by えつこ)

新潟県上越市   株式会社 岩の原葡萄園

第 2 話

 このバッカスブースでは新井地ビール、地酒、もちろん岩の原ワインも売っています。
 そして、地元の産物としてくびき野押し寿司、その他、焼きそば、鳥の唐揚げ、フライドポテト、豚汁などが売られています。
 休憩用テントをはさんで入口の右手になる青・白のテントも飲食売店で焼き鳥、たこ焼き、本場?キムチ、つきたて餅、お焼き、ぶどう地元農産品などがありました。
    
 おっと、そこにヨーロッパの民族衣装を身につけたバッカス娘がいましたのでさっそくパチリ。 多分地元の高校生にお願いして案内役をするのでしょう。
 ざっとイベント広場を見回していると会場アナウンスがありステージで社長のご挨拶があるとのこと。まだ、来場者はそれほどたくさんではありませんが私たちもステージ正面へ。
 社長の萩原さんです。温厚な感じのする背の高いダンディーな方です。
    
 「一年に1度の収穫祭。その喜びを皆様と共に分かち合い、感謝したいと思います。そしてこのバッカス街道と名付けられた地域の収穫祭として各団体の協力の下、共同のイベントとして地ビールや地酒もありますので今日は楽しく安全に過ごしていただきたい」とご挨拶されました。
 萩原社長といえば2000年のシドニーオリンピックで活躍した水泳女子のの萩原選手のお父さんです。オリンピックの女子水泳が放送されたとき、応援に駆けつけていた社長が映っていたのを思い出しました。
 社長のご挨拶のあと、今日のイベントスケジュールの説明があり、私たちのお目当ての「ぶどうの収穫・仕込み体験」に参加する人は丘の中腹の作業場に集合とのアナウンスがありました。それでは出発しましょう。

      
 と、そこに先程のバッカス娘が参加者に案内をしています。主人が鼻の下を伸ばしながら近づいて行くので、しょうがない、私も行って2人のまん中に入ってハイ、パチリ。
    
 主人が替われ替われと合図していますが次、行きましょ。
 会場をあとにしようとすると、ちょうど前回、こちらにお邪魔したときに、いろいろとお世話になった岡本さんがいらっしゃいました。
    
 2年前はお腹の中にいた子がこんなに大きくなりましたとご挨拶し、岡本さんからご丁寧に教えていただいたワインの事、川上善兵衛さんのこと。そのお陰で日本のワインのルーツに興味を持ち、山梨まで出かけてきたことなどをお話しし、時の経つのは早いものですねとご挨拶させていただきました。
 今朝、ご当地は少し雨が降ったようですが、もうすっかり良いお天気になりました。
 丘の坂道を上り始めると少し汗ばむようです。ぶどう畑の間の小径からは眼下に頸城(くびき)平野とその先には日本海も見えます。
    
 目指す作業場はこの先です。
 この時期のぶどう畑はすでに収穫が終わって葉っぱだけになった畑やまだ、たわわに実ったおいしそうなぶどうがたくさんついている畑と半々くらいです。あれ?畑に何かへんてこりんなものが・・・
     …第3話につづく…

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