ユニバーサル・スタジオ・ジャパン珍道中
文  えつこ

【 第 2 話 】
寝台急行「きたぐに」とホテルが決定。あすはUSJ。

せっかく関西に行くのだからと言うことで「きたぐに」に決定しましたが、パックは利用できずしようがないので通常のJRの切符と別途宿泊場所を探すことになりました。
まずJRの切符ですが大阪まで通しで買うよりは大阪周遊券とそのエリアの端である京都まで買った方が若干お得で、さらに周遊券のエリア内ならば何回でも乗り降り可能なため西は明石、南は奈良、北は京都まで利用可能でお得です。
さて、次は宿泊場所となるわけですがその前にまず第一の目的のUSJの位置がどこかが問題です。
ガイドブックの地図によりますとUSJはJR大阪駅から環状線内回りで3駅の西九条駅で乗り換えてJR桜島(ゆめ咲)線で2駅。ユニバーサル・シティー駅下車徒歩5分の位置です。となるとやはりターミナル駅に近い方が行動がしやすいだろうと大阪駅の近くでどこか適当なホテルがないか探してみました。
ところがさすが大阪。超リッチなホテルを含め様々なシティーホテルがありますが、なんと大阪駅改札から徒歩1分で行けるホテルがあるではないですか。大阪駅の旧ターミナルホテルで現在のホテルグランヴィア大阪というホテルです。その上USJのアソシエイトホテルということでUSJに関連した宿泊パックはないか探してみました。
そうしたら、6月30日まで限定の「めちゃ近(ちか)ユニバーサル・シティ」宿泊プランがあり1日限定10組ですが通常はツイン一泊25,000円のところ、朝食付きで一人8,900円(税別、サ込)。さらにUSJの入場予約券付きのパックがあり、さっそくインターネットで予約を入れました。私たちが入力したらその日の枠は一杯になったらしく予約受付終了のサインが出ました。そうです最後の一部屋だったのですね。ラッキー。

5月21日23時26分。
ここは東三条駅。
寝台急行「きたぐに」に乗り込みました。車輌は10両編成。自由席、グリーン車、B寝台、A寝台と4種類の車輌が連結されていました。自由席が最も安く急行料金だけで乗れます。次がグリーン車とB寝台で最も高いのがA寝台。
私たちはB寝台の下段に予約していましたので車輌の中に入ってまず様子をうかがってみました。真ん中に通路、両側に進行方向に向かって頭が来るようにベッドが3段。各段とも高さが低く、ベッドに座って頭がぶつかる高さです。そして、下段の幅は通常の4人掛けボックスシートと同じで、ベッドはシートをつなぎ合わせたような構造で幾分波打ったように真ん中がくぼんでいてちょっと寝心地がいまいちでした。
でも、中段はベッドは平らでしたが幅が3分の2しかなく高さも低く、本当に体を真っ直ぐにして寝るだけ。上段の幅は中段より広かったけれど天井がすぐそこで非常に圧迫感があるように感じられました。まず荷物を置いてから他の車輌を探検に出かけました。自由席は前より4両あり、ボックス型のいすでそこで寝ている人もいました。5,6両目がB寝台。7両目がグリーン車。グリーン車は前後にラウンジシートがあり、中央部はリクライニングシートでシートを倒して寝ることが出来ます。そして、8両目がA寝台。A寝台は2段寝台でB寝台の3段分を2段に利用しているため高さは十分。でもお値段も十分。私たちはBで十分。以上車内探検を終わり、自分たちのベッドに戻って備え付けの浴衣に着替えて楽しい明日に思いを巡らせながら・・・
おやすみなさい。
      …第3話に続く…

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