初めてのワイン蔵見学 取材報告  (by えつこ)

新潟県上越市   株式会社 岩の原葡萄園

第 1 話

 9月23日彼岸の中日で日曜日。
お天気は全国的に快晴。お出かけ日和です。ようやく秋の気配が感じられるようになってきましたが秋といえばもちろん食欲の秋。食べ物がおいしいといえば果物もおいしい季節。そうです、ぶどうもおいしい季節となりました。そこで収穫期を迎えたぶどうを原料にしたお酒。ワインの工場に行ってみることにしました。「えつこの初めてのワイン蔵見学取材報告」の始まり。始まり。パチパチパチ。
 朝、9時に三条を出発。主人の運転する車は北陸道を渋滞もなくスムーズに進み、柏崎を過ぎ、柿崎インターで高速道を降り、すぐ県道柿崎・新井線に進み、もうすぐ新井に近づこうかというあたりで左折。頸城平野の端の山にかかるところに岩の原葡萄園はありました。所要時間約1時間半。
    
入り口には大きな樽の形をした看板。そして敷地内は中央を駐車場にして建物が囲んでいます。今日は日曜日のせいか結構自家用車やバスも1台止まっています。この岩の原葡萄園は常時一般公開をしていて観光の途中やバーベキューガーデンで食事をする人など、たくさんの人が来園するのだそうです。季節は秋。お天気も良く、今日はこれから大勢の人がやって来て、にぎやかになるのでしょうね。私たちは早めに取材を済ませて皆さんのご迷惑にならないようにしなくちゃ。それでは最初にこの岩の原葡萄園の概要を説明します。まずは施設の説明から。


岩の原葡萄園 マップ

 れでは、上のマップをご覧ください。私たち一行は、このマップ上の番号順に見学させていただきました。@は、この岩の原葡萄園の入り口。最初に出てきた写真の所で、大きな樽の形をした看板が目印です。Aは、こちらの創業者川上善兵衛氏の銅像がある場所。Bは、ワインセラーとして使われている石蔵。Cは、製造工場。Dは、1号石蔵と、最近発見されたばかりの、冷気ずい道跡。Eは、細くて急な山道を登って、徒歩10分程でしょうか、頸城平野が一望できるすばらしいビュースポット、見晴台があります。また、この見晴台から見下ろした斜面や、この場所よりもっと上の斜面には、実をたくさん付けて収穫の時を待つ、ぶどう畑を見ることができます。   Fは、川上善兵衛住居跡。現在はワインショップとして、ワインの試飲を楽しんだり、お土産を買ったりできるようになっています。Gは、バーベキューガーデン。これを楽しみに来る人も多いはず。(わたしだけかな?)おいしい料理とワインで、すばらしいランチタイムを過ごす人でいっぱいです。そして最後はH。最初にご紹介した、この岩の原葡萄園の入り口から道路を挟んで反対側にある建物です。ここはこちらの創業者であり、日本のワイン葡萄の父とも呼ばれる川上善兵衛の資料館です。
 以上、簡単に施設の説明をしましたが、なんと言っても23haもの大きさのこの葡萄園、次は順に内部まで入ってご報告いたします。
    …第2話につづく…

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