朝日酒造株式会社
新潟県三島郡越路町朝日880-1
TEL 0258-92-3181  FAX 0258-92-4875


朝日酒造は天保元年(1830)の創業以来、この剣権現の清水を使っている。地元では「宝水」と呼ばれ、重宝されてきた良質な水です。


仕込み風景。近代化を進めながらも、重要な行程は人の手によつて丹念に行われる。


三島郡越路町。広大な田園風景は豊かな自然の恵みと美しさを伝えてくれる。
実るほど頭を垂れる稲穂・・・
      ユニークなトップメーカー


 朝日酒造には語られるべきことがたくさんある。酒造業としては新潟県で初めて株式会社になったこと。その初代社長平沢與之助の進歩的な気風を今も受け継ぎ、ユニークな経営を展開していること。例えば灘や伏見と肩を並べる近代設備の早くからの導入。1月の「元旦しぼり」から始まり、毎月のように発売される季節商品。さらに人材育成のために朝日山清酒学校をつくり、高品質の米を開発するための関連会社も設立している。
 ほかにもまだあるが、優れた酒をこうした柔軟な経営方針で世に送り出している結果として、同社は関信越管内の酒造会社では製造・販売高ともトップの地位を守り続けている。

ホタルは美しい自然の象徴。
   だからこそふるさとを守り続ける


 越路町は水の澄んだ場所にしかいないホタルが自然に生息している町だ。
 酒にとって水は宝。同社はこの地の守護神・剣権現の湧き水を仕込みに用いるが、これをふるさとの恵みとして、ホタルが住める環境づくりを全面的に支援しているのである。会社が現在あるのもふるさと越路町の自然のおかげという気持ちからくるもので、昨今各企業で流行の、イメージアップを目的とする浮き足だった環境保護ではない。地域に根ざした伝統が時代を超えて守り続けられている。

      朝日酒造のお酒